壁画とアトリエでの自由制作の他にアートセンターの版画アトリエの設備を使い銅版画も制作することになった。

銅版画は10年以上前にほんの少しやったことがあるだけで技術的にはほぼ初心者なので果たしてちゃんと作品として出せるものが短い時間で制作できるのか不安はあったが、関係者に一から教えてもらい徐々に作りたい銅版画作品のイメージも固めていった。

 

 

作品のためのカササギのスケッチ。町でよく見かけ壁画のモチーフにもすることを考えたがずる賢い鳥という良くないイメージがあるとのことで断念した。その側面も込みで版画のモチーフに使いたいと思った。

 

 

練習用に初めて作ったエッチング作品。思うように銅板に線を刻めず難しい。

 

 

 

銅を腐食させる工程を教わる。樹脂の粉で部分的にコーティングして酸につけて洗浄し、コーティングする部分を変えまた酸に付けるのを繰り返し段階的に腐食させて色調を作っていく。

 

 

最初は綺麗に線がでなかったり予期せぬ傷が付いてしまった。それを修正してインクの色を変え何度も刷り続けていくとようやく作品として出せるものを刷ることができた。技術は未熟でもこの場でしか作れない作品が作り出せるよう時間ギリギリまで制作した。

 

 

 

 

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