アートセンターは日曜と月曜が休みでスタッフも来ていないので原則として壁画制作も日、月は休むことになっている。その休日を利用してBlandy-les-Tours ブランディ・レ・トゥール という郊外の町に連れて行ってもらった。
トルシーから車で90分ほど。
途中のガソリンスタンドで隣の車に、犬。
進むにつれて草原が広がって行く。
ブランディ到着。町の真ん中にある赴き深い白壁の古城ブランディ・レ・トゥール城 。13世紀に建てられ数回の改築、修復を経た町のシンボル。
お城の近くにあるジュリー達の友人の屋敷に泊めて頂く。週末だけパリから通い屋敷の手入れをしているとのこと。
到着するとジュリーも着いていてサプライズでプレゼントを渡してくれた。
ブランディのポストカードや薔薇のジャム、珍しい形のマカロンやヘーゼルナッツ入りのサラミなど。どれも美味しかった。
中庭で珍しいワインとお手製の料理を頂く。
日没後お城の前でコンサートイベントが行われていたのでみんなで見に行く。ジャニスジョップリンのようなハスキーなボーカルで演奏もとても上手かった。
コンサートを見た後は屋敷で就寝。翌朝はヴァンサンとジュリーとChâteau de Vaux-le-Vicomte ヴォー=ル=ヴィコント城へ観光へ行き、午後に戻ってランチを作ってもらい庭で食べる。
ランチ後は芝生の上にマットを敷いてしばらくみんなで昼寝をした。ヴァンサンが私が壁画制作などで疲れているだろうからリラックスさせようとしてくれたようでその気持ちが有り難かった。
マットに寝転びながらの眺め。青空と日差しが気持ち良くとてもリラックスできた。この光景をずっと忘れないでいたいなと思った。
少し昼寝をした後ジュリーの友人がよかったら町を案内するわと言ってくれたので2人で周辺を散策した。
お城の前の広場。昔の小麦を挽く道具が残されている。
町もお城と似た色味の石造りの家が多く歴史を感じさせる。トルシーと似ているようでどこか違う。
昔の共同洗濯場跡。
住宅地の周りはのどかな景色。
町の墓地。ヨーロッパの墓地はカラフルな花がたくさん手向けられていてデザインも可愛いものや面白いものが多い。
第二次世界大戦中はここにもナチスがやってきて町の医者達が町を守るために和平交渉をして、その時の関係者もここに眠っているのよと教えてくれた。
少し住宅地に戻ってくるとペタンク場があった。ペタンクとはこちらの伝統的な球技でトルシーにもアパート近くにペタン場があり子どもやお年寄りなど幅広い年齢層の人が遊んでいた。
町の教会。
夕方頃屋敷に戻りお世話になった屋敷の人達にお別れとお礼を言ってヴァンサンとジュリーと車でトルシーへ戻った。
皆さんとても気さくで親切だった。また遊びに行きたいと思った。