未完のままの壁画制作記録の続き。春を振り返りながら記憶が薄れないうちに完結させたいと思います。

 

4/23は無事個展が開催され様々な方にご挨拶しトークイベントも行い1日を会場で過ごす。

 

 

 

トークイベントではアートアワード審査委員の建畠晢さんと濱野年宏さんと登壇させて頂き、作品や制作についての話から良い作品とは何かという根源的な話まで色々なことをお話しした。

終始緊張していたけれど綾川町のみなさんを始め椅子が足りなくなるほど非常に沢山の方が参加してくださり、盛況のうちに終えることができた。
イベント終了後も途切れなく様々な方が個展にご来場され熱心に作品を観て頂き、改めて光栄な機会を頂いたなと感じる。
個展会場に在廊したい気持ちも持ちつつ、翌日4/24の午前中に綾川町に戻り壁画制作再開。

目標では綾川に戻ってきたこの時点で壁画はほぼ完成している段階のはずだったが、案の定まだ描き込む部分が沢山残っていて、とにかく壁画全体を観て気になる部分に手を入れては離れて全体を見てを繰り返し描き込んでいく。

 

 

疲れを誤魔化せなくなってきたら周囲に人がいないのをいいことにイヤホンからの好きな曲に合わせて歌いながら描き続ける。今回の壁画制作ではこれで何度も辛い局面を乗り切れた気がする。

 

 

 

 

リーフさんの庭に住み着いている猫のファミリー(私には全く懐かない)にも癒される。

 

制作39日目 4/25には壁画の左上から右下にかけて半透明の白を擦り入れ始める。

 

 

これは当初から予定していた四季を横切り流れ循環する川のイメージ。

 

 

半透明なので塗り重ねる下の部分は描き終えていないとならず、上から塗った後はやり直したり修正するのも難しくなる。

しかし恐る恐る塗っていても伸び伸びとした表情にならないので、ここでも音楽を大音量で聴き口ずさみながら腕を大きく動かし続ける。

 

 

 

そして先日取材して頂いたKSBテレビ 『にこまるワイド』の放送に合わせて昼休憩を取り、喫茶リーフのお母さんとお客さんとお店のテレビで視聴。

自分自身が出ているメディア媒体を見るのは未だに恥ずかしさもあるが、これを観て1人でも多くの方に壁画と芸術祭のことを知ってもらえたら嬉しい。

 

番組の内容も壁画や芸術祭について丁寧に取り上げてくださっていて嬉しかったけど、これの二週間ほど前の個展告知で作品浴衣を来てスタジオ出演したKBNテレビさんの時と今回のヘルメット作業着姿の出で立ちのギャップが我ながら面白かった。

 

作業を再開し、筆に薄めた絵の具をつけ壁に向けて振り飛沫状に飛ばすなどをして水を表現する。少しずつイメージに近づいてくる。時間と体力との戦いだなと感じる。

 

 

 

 

 

 

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