現在開催中の『かがわ・山なみ芸術祭2016』綾川町エリアにて約2カ月間滞在制作をし完成した巨大野外壁画を公開中です。
綾川町エリアでは広大な草原の中での立体作品や廃屋の空間を使った繊細な作品などが豊かな里山の中で22日まで多数展示されております。
●瀬戸内国際芸術祭2016パートナーシップ事業
かがわ・山なみ芸術祭2016 綾川町エリア
4/29(金)〜5/22(日)
展示時間 10:00〜16:00
入場パスポート 800円
公式サイトhttp://www.monohouse.org/yamanami/
かがわ山なみ芸術祭2016綾川町エリアサイト
http://kyaf2016ayagawa.wix.com/dialoguewithnow
綾川町エリアへのアクセス
http://kyaf2016ayagawa.wix.com/dialoguewithnow#!blank-10/rbpjk
藤本絢子出展作品: Life Leaf River
コンクリート壁にアクリル塗料
高さ8m 全長10m
地域の方々に沢山の応援を頂きながら約2カ月間滞在し描き上げた壁画は、“綾川の自然、動植物と人との共存”をテーマにしています。
綾川町の町花、町木である水仙と梅、綾川町に合併される前の旧綾上町の町木である紅葉に、壁画を描いた喫茶店の方が故郷の花として愛されているアジサイを壁面左から春夏秋冬のモチーフとして配置しました。
その中をこの地域に出没するイノシシ、猿、野うさぎやキジが戯れています。そして壁画下部には人間の子ども達と動物が出会い、壁画左上から川のように流れてくる自然の生命力と人との営みが交じり合うイメージを描いています。
この壁画は芸術祭が終わった後も残り、綾川町の自然と人々と共にゆっくりと時を重ねていきます。
この壁画を描くにあたり、地域の方々には足場の設置や作業器具など物資面でも精神面でも本当に支えて頂きました。この壁画の半分は地域の方が作ったものだと思っています。
是非1人でも多くの方に壁画実物のスケール感を綾川町の自然と共に体感して頂きたく思います。