2017年10月3日から10月15日まで京都では4年ぶりとなる個展をギャラリー恵風にて開催いたします。初日の18時からは会場でささやかなオープニングパーティーも開催いたしますので、どなた様も是非お立ち寄りください。
藤本絢子 個展『夏果の残りび』
2017年10月3日(火) – 10月15日(日)
12:00 – 19:00(最終日18時まで) 10/9(月)休廊
オープニングパーティー:10/3(火) 18:00 – 20:00
作家在廊予定日:10/3,4,6,8,10, 11,13,14,15
ギャラリー恵風
京都府京都市左京区聖護院山王町21ー3
(京都市左京区丸太町通東大路東入ル南側)
ウェブサイトhttp://g-keifu.com
TEL:075-771-1011
アクセス
[市バス]203系統 熊野神社前下車すぐ
[京阪電車]神宮丸太町駅より徒歩5分
[徒歩]京都市美術館より徒歩7分
個展によせて
今回の個展は、“秋を迎えられず夏の夜を彷徨い続ける情念の火” というテーマのもと、十年に渡り描き続けてきた金魚というモチーフと改めて向き合ったものとなっている。
私の絵画表現の中で金魚とは、言葉にできない感情の揺らぎや衝動を乗せる“依り代”のようなものである。
金魚の持つ美しくも儚い、コケティッシュでありグロテスクでもあるという多面性に人の内面に通じるものを感じ、そして商品として大量生産、消費されていく様は人の中の欲の揺らぎが投影されているようにも感じる。
その瑞々しく艶やかな色彩や質感を通して、自らの中の言語化しようとすれば泡のように弾け失せてしまう微細な感情や衝動を他者と共有したいと考えている。
藤本絢子