1219日をもって仁摩サンドミュージアムでの3ヶ月間にわたる個展終了しました。今までの最大級のスペースで最長期の個展をできたこと、これまでの作家人生を共にしてきた歴代の大作と最新作を一堂に並べられたこと、作家冥利に尽きる経験でした。


ミュージアム関係者の方々、ご来場頂いた方々からも温かい言葉を頂き嬉しく思いました。

またいつこの規模の個展をできるかは分かりませんがここからまた新たな気持ちで作品を作っていきたいと思います。お気にかけてくださった皆様どうもありがとうございました。

 

会期中家族で旅行に来て子ども達にも会場を見せることができました。

 

旅行中ようやくSunset Kotogahama」で描いた夕焼けの琴ヶ浜に行くことができました。

制作中は妊娠中かつコロナ禍で遠方旅行は断念し家族に資料写真を撮りに行ってもらいそれを元に描いたのですが、実際に現場に行った時の印象と自分の作品に違和感があったらどうしようかなど不安でした。そして実際に行った感想は「よかった、私はちゃんと琴ヶ浜の夕焼けを描けていた!」でした。改めて自分の作品に自信を持つことができました。

 

家族で泊まった温泉宿のフロントに偶然私の個展チラシが置かれていて嬉しかったです。

 

——————————————–

 

個展最終日の翌日、朝4時起きで搬出作業へ。出雲行きは雪で引き返す予想があるので了承の上ご搭乗くださいと何度も念を押されるも雪が目立つ滑走路に無事着陸してくれて安堵。

 

空港からミュージアムまで前回と同じタクシー運転手さんを予約して乗ったら、あなた有名な画家だったの知らずに乗せてましたよ!ミュージアムの展覧会観てきました!と物販のクリアファイルを見せてくれて照れ笑い。

 

搬出中大量の作品を私の分かりづらい指示にも関わらずさくさく梱包を進めてくださった関係者方に感謝。空っぽになった展示会場にしみじみ。

帰りは雪の影響で電車が遅れ乗り継ぎの高速バスに猛ダッシュするも目の前で扉が閉まり絶望、でもすぐに私に気付き扉を開け乗せてくれた運転手さんに感謝。雪の中帰れなくなるところでした。

そして搬出翌日、無事全ての展示作品がアトリエに戻ってきました。

仁摩サンドミュージアム2022年秋の企画展
「色めく命、生きる色彩」藤本絢子個展、これにて終了です。

ありがとうございました。