10/16午後、滞在6日目で無事襖絵両面完成しました!
鯉が滝を登ると龍になるという伝説から鯉を描きました。2匹の鯉と龍の構図も少し似せてあります。
龍が宝珠の代わりに持っている本にはこまつ町家文庫、小松市龍助町、とそれぞれ書いてあります。
初めての襖に新しい画材、そして龍のモチーフに始めはかなり苦戦しましたが、町に滞在しその場所の力を借りることで何とか納得のいくものを残せたと思います。
こうして新しいことにチャレンジすること、その状況下ごとに得られるものを前向きに活用することの大事さを改めて感じました。
滞在中とても親切にサポートしてくださったこまつ町家文庫のスタッフの皆さま、そのご家族の皆さま、そして公開制作にお越し頂いた町の皆さま、取材して頂いたメディアの皆さまにはとても感謝しています。
生まれたばかりの襖絵ですが、永い時間が流れた町家に少しずつ馴染んでいき、町の方々や町家文庫に来られる方々に少しでも愛着を持って頂けたならそれ以上嬉しいことはありません。
過去に東北や沖縄にも壁画を滞在制作してきましたが、作品を残してくることでその土地との縁も続き、自分の手を離れた作品がその場所の風土の中で新たな時間を刻んでいけることはとても嬉しいことに感じます。
また必ず遊びにいきたいです。
こまつ町家文庫HP http://machiya-bunko.com/
今回使用するアクリルガッシュは“Turner Ambassador Program”の一環として ターナー色彩株式会社 より提供して頂いております。
ターナー色彩株式会社 ターナーアンバサダープログラムサイト
http://turnerambassador.com